こだわり?マニア?
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われわれ設備屋と呼ばれる水道屋さんは意外と繊細です。
なぜなら、仕上がり面(仕上がってから目で見える場所、箇所)に出てくるからです。
工事の施工は、何もない状態から管を繋ぎ、仕上がってからの位置を想像・作図して、配管しカタチにしていきます。
ある勉強会での抜粋です。下の写真はその一部です。
まずは、排水金具の取付位置です。左と右の違いが分かりますか?
どちらもタイル目地交差部分をを狙って何もない基礎構築時に配管したものです。
左については5mm、右については15mm芯ズレしています。
すごくシビアに配管したのですが、結果的にズレが生じたのだと思います。
次に水栓取付位置です。
こちらは、設計時100角タイル仕上がりの計画がされており、コンクリート打込前に配管しましたが、仕上がり時には150角タイルでの施工となってしまったようです。そのためタイル目地交差部より50mmズレてしまったようです。
どちらも機能や使い勝手には支障ないのですが、専門屋としては、少々心残りです。このような事例は私たち専門職の自己満足の世界ではありますが、とても興味深いと感じています。
職業柄、高速のPAや公園、ホテル、式場などついこんな所を見てしまいます。
「ここはどうだろ?」「おしいなー。」など
色々なトイレに入っては考え事しています。ある意味マニアの世界かも知れないですね。